
宿力とは?
「宿力」とは、基礎体力作りと同じこと、と言えます。
フルマラソンを日頃の鍛錬なく走り切ることができないように、プロ野球選手が日頃のトレーニングなくして活躍することができないのと同じであると言えます。
「一時的な集客」は小手先のテクニックを使えば可能ですが、継続的な発展は見込めません。
「テクニックで買わされた」と思うお客さまが2度と利用したいとは思わないからです。
ベースの部分である、ビジョン=コンセプトに焦点を当てて屋台骨となる部分をしっかりと鍛える、この屋台骨の部分が「宿力」となりますし、一朝一夕で積み上がるものではありません。
また、景気が良ければそれに越したことはないかと思いますし、ハード(施設設備)が新しくて良ければそれに越したことはないかとは思いますが、もしも少しでも問題や課題を抱えているのなら、原因は「外(外的要因)」にあるのではなく、「内(内的要因)」にあります。
例えば、プロ野球選手が「私が上手くならないのはコーチのせいだ」と言ったとしても、誰も取り合ってはくれませんよね?
原因はその選手のトレーニングの仕方であったりするわけですから。
戦略:戦術=2:1
「戦略」:「戦術」=2:1である、と言われています。
ここで言う、
「戦略」とは、勝つための総合的・長期的な方向性のことで、土台となるべき宿泊施設のあり方・コンセプトのことと定義します。
「戦術」とは、目的を達成するための具体的な方法や手段のことで、お客さまの支持を得るための方法のことと定義します。
これは、「戦略が間違っていたら戦術では修正できない」ということになります。
花に例えるとしたら、当たり前ですが「蒔いた種類の花しか咲かない」わけです。
もしも、現状があなたの考えている状態と乖離しているのなら「蒔いた種が違う」のか「蒔き方が違う」のです。
(たまに、何も蒔いていない・・・と言う場合があったりもします。)
つまり、根っこの部分が違っている、ということとなります。
つまり・・・
あなたの宿泊施設の強みや弱みを把握し、理解して、必要なことをテストして検証して実行して、道理に適ったこと(効果的な戦略と戦術)を目的に向かって継続して行っていけば、時間の経過とともに(閾値を超えた段階で)良い結果(欲しい結果)が必然的に現れる。
ということとなるわけです。
20:80の法則
20:80の法則(パレートの法則)というものがあります。
よく、20%の顧客が80%の売上を作り出す、などと言われているものです。
これを、あなたの宿泊施設のある地域の宿泊業に落とし込んでみるとどうなるのか?ということなのですが、次のようになります。
ここでは、わかりやすくするために、単純にある地域の宿泊施設が100軒、その地域の市場規模が100万円と仮定します。
パレートの法則に当てはめていくと・・・
①上位20軒が
②市場規模の80%=80万円を確保し
③80万円のうちの80%の64万円を
④上位20軒の20%である4軒で手に入れている
ということとなります。
ということは、逆に見ると・・・
100万円-64万円=36万円を、100軒-4軒=96軒で分け合っている、ということとなります。
単純に1軒当たりの平均額を出すと、36万円÷96軒=3,750円です。
理論上の話ではありますが、この上位4軒に入らなければ、運営が成り立たないわけです。
そのためには・・・
「戦略」を徹底的に構築し、閾値(限界点)を超えるまで実践する。
ことに尽きますし、テクニックも含まれる「戦術」の部分は、この「戦略」が決まって初めて機能する戦術を考慮することができる、と言えます。