お客さまってどんな人だ?
「お客さまって誰?」は、比較的多くの方が決めています。
でも、ここで書いている「お客さまってどんな人?」まで考えている人は非常に少ないです。
「誰?」が決まったら、ではその「誰か」はどんなことに興味を持ったり、どんな考え方をしているのか?をリサーチする必要が生じてきます。
ターゲットを十分に理解することなく提供する商品・サービスは、自己満足で終わってしまう可能性が高くなってしまうからです。
ここで威力を発揮するのが「ペルソナ」と言われる手法です。
ペルソナとは・・・
直訳すると「仮面」ラテン語の「persona」が起源となっています。
(元々英語の「person」から来ています。)
マーケティングでは、このペルソナのことを、次のように定義します。
「架空の顧客のことであるが、プロフィール(名前・住所・年齢・趣味・ライフスタイルなど)を細かく設定した架空の顧客像」
まず最初に、注意しなければならない点からなのですが、
①机上で考えないこと
②ひとりで考えないこと
です。
続けて、ペルソナを設定することのメリットなのですが、次の5つが考えられます。
▼ユーザーを絞り込める
▼感情移入しやすい
▼共有しやすい
▼効率的になる
▼適切な決断がしやすい(判断基準が明確となる)
マーケティングのツールというよりは、思考ツールと言った方が適切なのかも知れません。
スタッフ全員で考え、決める作業そのものが物凄く楽しくて意義のあるモノになることは間違いありません。
このペルソナ設定の一番のメリットと言ってもいいのは、その過程において、
「顧客を深く理解しようとする」意識になることです。
ペルソナを設定するメンバーはもちろん、それを見る人にも、生き生きとした顧客のイメージが表現されているわけですから、
「お客さまを理解しようとする意欲を高めてくれる」思考ツールである、と言えるわけです。
ちなみに・・・
メールマガジン「宿力向上論」で1週間に1度くらい「伊井保輝物語」というフィクションの話を書かせていただいております。
この主人公が「伊井保輝」という男性なのですが、実はメールマガジンのペルソナ設定がこの伊井保輝になっており、次のようにペルソナを設定して書いています。
(直接的に参考にはなりませんが。)
■伊井保輝
山の中の1軒宿で働くフロント部門の責任者。
東京都葛飾区高砂出身の30代独身男性。
お客さまと接する職業が好きで、旅行業関係の専門学校を卒業し、宿泊施設運営に携わる。
車はパジェロミニ、趣味は旅行と読書。
住む場所は海よりも山が好き、特に雪景色を見ると生きている実感を感じてしまう。
運動は野球・スキー・サッカーが好き。
常によりよい宿泊施設づくりとは?を考え、実践中。
将来は独立して宿泊施設を運営することが夢であり、目標。
いろいろなことに興味を持ち、特に異業種から学ぶことに楽しみを感じている。
(本当はもっと細かく設定しています。)