
継続して改善することの大切さ
毎日0.5%ずつ改善していくと、ある一定の時間経過とともに、成果が見えるようになってきます。
その一定の時間まで継続して改善を行うことの大切さをここでは書いています。
閾値とは?
「閾値」(しきいち・いきち)とは何でしょうか?
「閾値」とは、ある反応を起こさせるための最低の刺激量のことを指します。
転じて、
継続した努力を積み重ねることにより、ある日状況の変化する境目が
やってくる、
その境目のことを指します。
右の「時間と成果の関連」の図をご覧いただけばおわかりいただけるとおり、一般的に「時間の経過に比例して成果が現れる」つまり直線でその関係が表わされる(右図の青い点線)と思われていますが、実は曲線で表されます。
ある一定の時間経過までは、ほとんど変化がなくなだらかな右上がりの状態ですが時間と成果の関係は複利計算ですので、「閾値」と言われる点を超えると変化が急な上昇カーブとなります。
(改善の質と量により閾値は変化します。)
この閾値までは、ほとんど変化が見られず、かといって成果は直線状に現れるはず・・・との想いとのギャップが生じ、「やっても変化がない」と諦めてしまう場合が多いと思います。
毎日継続して行うことが大切です。
それでも、30日ではまだ「何も変わっていないのでは?」と思ったりもします。
一般的に、90日から180日くらいで目に見える変化が生じてきます。
「何か最近変化してきたような・・・」感じになります。
そのまま継続していけば、2年後には・・・他を圧倒する「凄いこと」が事象として現れ、これが他には真似できないレベルにまでなっていくのですね。
もちろん、継続して行う行動の質と量によりこの数値は変化するわけですが、1日0.5%なら無理なくできると思いませんか?
ただし、この複利計算で注意しなければならないことがあります。
それは「1日でも手を抜く(休む)と、計算式が成り立たなくなる」ということです。
30日で1.1614なのですが、31日目に80%にしてしまうと、1.0を割ってしまいます。
非常に乱暴な言い方になるのかもしれませんが、うまく行くのか行かないのかの違いは「閾値を超えるまでやったかそうでないか」の違いだけである、とも言えるはずです。
逆も場合にも当てはまる
改善を継続する場合のことを書きましたが、その逆の場合にもこの「閾値」の考え方は当てはまります。
今現在、もしもうまく行っていないとしたのなら、うまく行かない努力を継続して行い閾値を超えたので好ましくない結果が事象として現れてきているわけです。
「何か変だな・・・」レベルならまだしも、「坂を転がるように・・・」という状況であれば、閾値を超えて凄い状態になっているわけですから、これをリカバリするのは容易ではないわけです。
この逆の事例が身近で、しかも世界レベルで現在事象として現れてしまっているわけです。
そう「地球温暖化」です。
地球のキャパシティー=閾値を超えてしまったがために、凄い事象の数々がアチコチで発生しています。
大きな話になってしまいますが、これも今までの積み重ねが起してきた事象と言えるはずです。
全くフラット(昨日と全く同じ今日、今日と全く同じ明日)の状態は、あり得ないはずで、そうすると「上」か「下」かにいつか閾値を超える日がやってくるわけです。
「上」に行くには相当の努力が必要であり、あそこは凄いな~と言わしめる宿泊施設は、それだけ努力を継続して行ってきているということになりませんでしょうか?
努力にも注意が必要
閾値を超えるための努力にも、注意が必要であると思います。
「プロ野球選手」を目指していたとして、「英語」を一生懸命勉強したとしてもおそらくプロ野球選手にはなれないと思います。
つまり、正しい方法で行うことが大切です。
そのためには、どの方向に行くのかを決め、そのためには何をするのかをシュミレーションしておくことが必要です。
宿泊施設の運営に当てはめれば、どこに行くのか=「どんな宿にしたいのか?」=「コンセプト」、何をするのか=どんな行動をするのか、また判断基準は?=「理念や改善・事業計画」、ということになります。
さらに定期的に検証を行うことで、現在地はどこで・・・なども把握し方向修正をする必要も生じてきます。
また、「継続して」「あきらめずに」「行動する」にはエネルギーが必要です。
「何のためにそれを行うのか?」を明確にしておかないと、モチベーションが続かないかもしれませんね。